Qrioは5月30日、鍵やバッグなど大切なものの置き忘れを防ぐ小型アクセサリーデバイス「Qrio Smart Tag」を発表し、クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」にて支援を募り始めた。目標金額は1,000,000円だが、2016年5月30日19時現在1,094,520円を集めている。
資金援助には税込3,000円から参加可能で(2016年5月30日19時現在。2,800円コースは募集終了)、目標金額に達するとQrio Smart Tagが1台手に入る。3,000円コースは限定200セットを用意し、残り86個となっている。一般販売予定価格は4,320円。
Qrio Smart Tagは、鍵やバッグなど紛失したくないものに取り付けて使う小型アクセサリーデバイス。スマートフォンとBluetooth Low Energy(BLE)で通信し、専用のアプリから内蔵のブザーを鳴らせるほか、地図上からQrio Smart Tagの現在位置を確認できる。また、Qrio Smart Tagとスマートフォンの通信が途切れると、アプリに通知が届く。アプリは2016年9月にリリースされる予定。
本体に搭載したボタンを押すと、接続しているスマートフォンを鳴らせる。また、様々な機能のショートカットボタンとして使用可能で、スマートフォンのカメラシャッターを切る機能を標準で設定している。ボタンに割り当て可能な機能は今後拡張していく予定だ。
Qrio Smart Tagが遠く離れた場所にあっても、家族や友人など別のユーザーのアプリで探せる。「紛失モード」に切り替えると、別のユーザーのアプリがQrio Smart Tagを検知した際に、自動でクラウドに位置情報を送信し、該当するQrio Smart Tagの現在位置を知らせる。
デザインはソニーのデザインチームが手がけており、カラーバリエーションはベビーピンク、ライトブルー、ライムイエロー、ネイビー、ブラックの5色。スマートタグのリボンは交換が可能だ。サイズはケースがW26×D8.5×H46mm、リボンがW9×H50mm。対応OSはiOS 9.3以降、Android 4.4以降。電源はボタン電池(CR2032)で、最長6カ月使用できる。