約30年の時を経て復活する映画『ゴーストバスターズ』(8月19日公開)の新映像が27日、公開され、俳優クリス・ヘムズワースが演じるイケメン男子・ケヴィンの"おバカキャラ"ぶりが明らかになった。
女性をメインキャストとする本作でクリスが演じるのは、新生ゴーストバスターズが所属するゴーストバスターズ社の受付担当、イケメン男子のケヴィン役。硬派なイメージを持たれやすいクリスだが、ケヴィンはこれまであまり見られなかった"おバカキャラ"だ。
映像の冒頭では、クリス自身も「ケヴィンは頭が悪い」と断言。ゴーストバスターズ社が何をしている会社なのかだけでなく、そもそも会社名すら知らないほどの"おバカ"なケヴィンは、上司にコーヒーを渡し「今回はシュガー入り?」と聞かれた際、突然そのコーヒーを飲んだと思えば豪快に吐き出し「まずい。シュガー入りだ」と返すなど、常識外れな行動を取る。また、メガネをトレードマークにしているが、それにはレンズがなく「汚れるから外した」とおかしな理由を語る。
"おバカさ"は発言だけにとどまらない。ケヴィンはただの受付で、社員たちが何をしているのか分かっていないのに、自身もバイクとユニフォームを用意。形だけでも彼女たちの一員になろうとするなどおちゃめな一面を見せたかと思えば、すでに幽霊退治のために活動する彼女たちに対し「チームを結成し兵器をつくるべきだ」と提案してしまうことも。もちろん、バスターズからは「それを今やってるんだけど」とツッコミが待っている。
そんなケヴィンは、どこか憎めない愛嬌たっぷりの愛されキャラでもある。面接に来た際にも、顔だけですぐ採用されたり、吐き出したコーヒーもエリンは気にせず飲んだりするなど、バスターズの面々からも愛されているのだ。
クリスによる、このケヴィンの演技は、ほとんどアドリブ。ポール・フェイグ監督は「クリスにはコメディの才能がある」と称賛する。バスターズを演じる4人は全員アメリカで人気のコメディアンでもあるが、そんな彼女らも大爆笑させるほど、クリスは今まで隠してきた「コメディの才能」を発揮。クリステンからは「クリスのアドリブは最高よ」、アビー・イェーツ役のメリッサ・マッカーシーからは「クリスのアドリブに涙を流して笑ったわ」と絶賛を受けている。