ポケモンとNianticは5月27日、2016年にリリースを予定しているスマートフォン向けゲームアプリ「Pokemon GO」の最新情報を公開した。
「Pokemon GO」は、位置情報を活用することで、現実世界そのものを舞台として、ポケモンの捕獲や交換、バトルなどを体験できるゲームアプリ。位置情報ゲーム「Ingress」を運営するNianticが開発を手がける。
3月24日にはポケモンの捕まえ方やアプリ内で使われる用語について発表されたが、今回はそれらの詳細が明らかになった。
ポケモンを捕まえる
「Pokemon GO」では、ユーザーがいろいろな場所を歩き回ることで野生のポケモンと出会える。Pokemon GOのフィールドはプレイヤーの位置情報とリンクしており、湖や海の近くには「みずタイプ」のポケモンが生息している。ポケモンがユーザーの近くに現れると、スマートフォンが振動して通知。マップに表示されているポケモンをタップすることでポケモンと出会ったことになり、画面上のモンスターボールをスワイプして投げることで捕まえられる。Pokemon GOにも昼夜の概念があり、時間は現実世界とリンクしている。
ポケストップに立ち寄る
アプリ内で使うモンスターボールや道具は、マップ上に出現する「ポケストップ」と呼ばれる場所で入手できる。ポケストップは名所旧跡や有名なモニュメントなどに存在するという。
ポケモン図鑑
ユーザーは、ポケモンをたくさん見つけ、捕まえることにより、トレーナーとしてのレベルが上がる。レベルが上がると、強いポケモンに遭遇できるようになるほか、「ポケストップ」で強力な道具を入手できるようになる。
ポケモンの進化
ポケモンの中には進化するものがいる。進化する前の同じポケモンをたくさん捕まえると「進化のカケラ」が集まり、それらが一定量貯まるとポケモンが進化。これまで出会ったことのないポケモンであれば、そのままポケモン図鑑に登録される。
ポケモンのタマゴ
「ポケストップ」では時々ポケモンのタマゴを入手することもあるという。タマゴは、ユーザーがたくさん歩くことで孵る。
ジムバトル
Pokemon GOの世界では、ポケモントレーナーたちが3つのチームに分かれてバトルを繰り広げ、「ジム」を取り合っている。プレーヤーは3チームのうち1チームに参加可能。チームに参加すると、ジムに所属できるようになる。ジムはポケストップと同じように、マップ上に現れる。
プレーヤーは、別チームのジムにジムバトルを仕掛けられる。捕まえたポケモンから6匹を選んで、ジムに配置されているポケモンにバトルを挑む。ポケモンは技を2つまで使用可能。相手ポケモンからの攻撃は、画面を左右にスワイプして避けられる。
ジムに配置されたポケモンを倒すと、相手ジムの「名声」が下がり、名声の値がゼロになったチームにはポケモンが配置できるようになる。ひとりのプレイヤーが1つのジムに配置できるポケモンは1匹まで。複数のポケモンを配置するには、同じチームの仲間と協力する必要がある。
ジムに配置されたポケモンとトレーニングすると、名声の値とジムのレベルが上がる。ジムのレベルが上がると、より多くのトレーナーがジムに所属し、ポケモンを配置できるようになる。
トレーナーのスタイル
プレーヤーの分身となるトレーナーの外見は、服、アクセサリー、髪型や肌の色などを組み合わせてカスタマイズ可能。トレーナーはマップ画面、トレーナープロフィール画面などで表示される。
Pokemon GO Plus
専用のデバイスとして、スマートフォンの画面を見続けなくてもプレイできる「Pokemon GO Plus」も提供する。Bluetoothによりスマートフォンと連携し、近くにポケモンがいるなどのゲーム情報をLEDランプと振動でユーザーに通知する。また、搭載されたボタンを押すことで、ポケモンを捕まえるなどの基本操作も行える。
メダル
さまざまなチャレンジを達成すると、「メダル」が手に入る。獲得したメダルはトレーナープロフィール画面で確認できる。
ポケコイン
Pokemon GO Plusは基本的に無料でプレイ可能だが、有料の「ポケコイン」を使って、モンスターボールなどの道具をゲーム内購入できる。
(C)2016 Niantic, Inc.
(C)2016 Pokémon. ©1995-2016 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.