アイドルグループ・V6で俳優の森田剛が27日、NHKの情報番組『あさイチ』に出演し、生放送で涙を見せた。
メンバーの井ノ原快彦が様々なトークテーマを振るなか、番組では森田の舞台活動の話に。12日に亡くなった演出家・蜷川幸雄さんが、森田出演の舞台『血は立ったまま眠っている』(2010年)の会見で、「森田くんって、ひねくれて隅っこにいるような感じがすごく良かったの。一を言えば百くらい答えが返ってくる」と語る映像が放送された。
映像終了後、アップになった森田の目尻からは涙が流れた。森田は涙をおさえながら「実感がわかないですよね、まだ。まだ稽古場行ったら会える気がするし」と心情を吐露。「次ちょうど蜷川さんの演出の舞台(『ビニールの城』)が決まってたんですけど。きっと見ててくれてると思うので、恥ずかしくないような芝居をしなきゃなと思います」と決意を述べた。
井ノ原は森田の涙には触れず、そっとしておきながら「僕は、外に出て戦ってきたメンバーが、外の人に本当に愛されているのは嬉しいなと思いますね」と声をかけた。
また、16日放送の日本テレビ系バラエティ番組『しゃべくり007』に出演した森田が、井ノ原を「嫌い」と発言した件について、番組に質問が殺到。森田は「僕だって、嫌いだったら(『あさイチ』に)来ませんよ」とフォローし、井ノ原は、放送当日に森田から「今日、テレビ見ないでね!」と言われたエピソードを明かした。森田は真意を聞かれると「好き嫌いじゃないから、尊敬する人って感じ」と井ノ原の印象を語った。