JR九州は24日、土休日限定のフリーきっぷ「元気に! 九州パス」と、若者を対象とした割引きっぷ「ガチきっぷ」の発売を発表した。あわせて新幹線の割引きっぷの価格を7月1日から見直すことも明らかにした。

「元気に! 九州パス」の利用で九州新幹線の普通車自由席にも乗車できる

「元気に! 九州パス」は、九州新幹線を含むJR九州の特急列車、快速・普通列車の普通車自由席が1日乗降り自由となるフリーきっぷ。使用できるのは6月4日から7月18日までの期間中の土休日に限られるが、利用前日までに購入すればよく、急な所要や外出にも使いやすいという。

価格は1万3,000円で、JR九州のおもな駅、駅旅行センター、JR九州旅行支店、九州内のおもな旅行会社で発売。指定席・グリーン席を利用の場合、別途必要な指定席料金やグリーン料金を支払う必要がある。発売期間は6月1日から7月17日まで。

「ガチきっぷ」は18~24歳の若者に限り、主要都市間の九州新幹線・在来線特急列車の自由席が安くなる片道タイプのお得なきっぷ。例年は夏休み期間中に設定しているが、今年は観光や帰省、復興支援などに活用してもらうため、発売時期を大きく前倒しし、6月1日から9月30日までを発売期間とした。乗車日3日前まで、JR九州の駅、駅旅行センター、JR九州旅行支店、九州内のおもな旅行会社で販売する。

九州新幹線自由席利用の場合、福岡市内~熊本・水前寺間は通常4,610円より2,040円お得な2,570円(片道)、福岡市内~鹿児島中央間は通常9,930円より2,220円安い7,710円(片道)となる。利用期間は6月4日から10月3日まで。

なお、新幹線割引きっぷのうち、3日前までの予約で九州新幹線や特急列車をお得に利用できる「九州ネット早特3」は、7月1日から2~3%程度価格を引き下げ。 一方、「九州新幹線2枚きっぷ」「4枚きっぷ」は、一部区間で2~7%程度値上げされる。