広島電鉄は「路面電車の日」(6月10日)に合わせ、6月12日に同社千田車庫周辺で「第21回路面電車まつり」を開催する。

昨年の「路面電車まつり」の様子

当日は、普段入ることができない車庫や変電所の施設を特別に公開。ピットから超低床車両や在来車両の床下も見学できる。運転士の訓練を行う養成所では、運転士が実際に使っている施設に触れることができる。

会場では、大正形電車やハノーバー電車などの珍しい車両から、最新鋭の車両までさまざまな車両を展示。運転席での記念撮影もできる。鉄道模型をコントローラーで動かす「鉄道模型運転コーナー」、電車のペーパークラフトやプラ板キーホルダーなどが作れる工作コーナーも開設。自分の好きな電車の絵を描く写生大会も開かれ、優秀賞には電車グッズが贈られる。

ドルトムント電車を再利用したレストランで、2013年3月に閉店した「トランヴェール・エクスプレス」の臨時開放、広電本社ビル1階の茶室「千鐘亭」の一般公開など、この機会ならではのイベントも。その他、子供用制服での記念撮影コーナー、広電グッズ・中古部品の販売、開業当時から現在に至るまでの車両模型展示、ミニ電車乗車体験など、路面電車にまつわる催しが多数用意される。開催時間は10時から16時まで。雨天決行。