Hotels.comは5月20日、独自に世界の主要都市にあるホテル宿泊料金を定期的に調査する「Hotel Price Index(ホテル宿泊料金指標)」の2015年(1月~12月)の調査結果をもとに、日本人旅行者の5つ星ホテル都市別宿泊料金ランキングを発表した。
5つ星ホテルの1泊あたりの平均宿泊料金が最も低い10都市は、1位クアラルンプール(マレーシア/1万6,425円)、2位シェムリアップ(カンボジア/1万6,795円)、3位ホーチミン(ベトナム/1万8,147円)、4位イスタンブール(トルコ/1万8,578円)、5位デリー(インド/1万9,751円)、6位バンコク(タイ/2万390円)、7位デュッセルドルフ(ドイツ/2万498円)、8位ハノイ(ベトナム/2万545円)、9位ジャカルタ(インドネシア/2万988円)、10位ベルリン(ドイツ/2万1,829円)。10都市のうち7都市がアジアに集中した。
5つ星ホテルの1泊あたりの平均宿泊料金が最も高い10都市は、1位ロサンゼルス(米国/7万9,579円)、2位ホノルル(米国/7万4,281円)、3位ニューヨーク(米国/6万6,107円)、4位カンクン(メキシコ/6万4,633円)、5位ミラノ(イタリア/6万2,262円)、6位ボストン(米国/6万1,133円)、7位東京(日本/6万814円)、8位サンフランシスコ(米国/6万453円)、9位ベネチア(イタリア/6万209円)、10位シカゴ(米国/5万9,604円)だった。上位3位をロサンゼルス、ホノルル、ニューヨークと米国の都市が占めた。また、東京が7位にランクインしている。
調査結果を受け、同社では以下のようにコメントしている。
「2015年は、円が一部の通貨に対して大幅に下落しました。一方、5つ星および4つ星などのラグジュアリーホテルにおける平均宿泊料金が大幅に下がった都市では、値ごろ感が高い都市として日本人旅行者に人気を博しました。なかでも、プーケットをはじめ、韓国の釜山、ソウルなどのアジア諸国は最も大幅な平均宿泊料金の低下を記録し、この傾向は 2016年も継続するものと思われます」