厚生労働省は5月20日、大学等卒業者の就職状況調査の結果を発表した。同調査は平成27年10月1日・12月1日と平成28年2月1日・4月1日、 大学62校・短期大学20校・高等専門学校10校・専修学校20校の平成27年度卒業者6,250人を対象に、電話・面接等で行った。なお、同調査は文部科学省と共同で実施している。
大学の就職希望率は74.0%(同1.3pt増)。このうち国公立大学は53.2%(同1.1pt減)、私立大学は84.3pt(同2.4pt増)だった。
就職率(就職希望者に対する現時点の就職者割合)は、大学(学部)では97.3%(前年同期比0.6pt増)となった。このうち国公立大学は97.1%(同0.6pt減)、私立大学は97.4%(同1.1pt増)。短期大学は97.4%(同1.8pt増)、高等専門学校は100.0%(前年同期比同)となった。全体では、97.5%(同0.8pt増)、専修学校を含めると97.4%(同0.9pt増)だった。
大学の就職率を男女別にみると、男子は96.7%(同0.2pt増)、女子は98.0%(同1.1pt増)。文理別では、文系が97.1%(同0.6pt増)、理系が98.2%(同1.0pt増)という結果に。
さらに、地域別では中部地区が98.3%(同1.0pt増)、関東地区が97.9%(同1.0pt増)、北海道・東北地区が96.8%(同1.5pt増)、近畿地区が96.8%(同0.3pt減)、中国・四国地方が96.7%(同0.6pt減)、九州地区が96.3%(同1.6pt増)となった。