東武鉄道は18日に東上線大山～中板橋間で発生した列車脱線について報告した。同区間の復旧作業はすでに終了し、19日は始発列車から通常運転を実施している。

東武東上線で列車が一部脱線(写真は東上線を走る東武鉄道10000系)

列車脱線は18日12時12分頃に発生。成増駅11時58分発、池袋行の普通(第750列車)が中板橋駅を発車し、時速約30kmで走行した際、「加速が悪いと感じると同時に車内の非常報知器が鳴動を認めたため、速やかにブレーキをかけ、中板橋駅から約250m地点に停車しました」と東武鉄道は発表している。10両編成のうち前から5両目の車両の一部が脱線したが、けが人はなく、乗客は全員、中板橋駅へ案内されたという。

脱線の原因については「現在調査中」とのこと。18日の東上線は池袋～上板橋間で終日運転を見合わせ、約18万人に影響が出たと報じられた。19日始発までに復旧作業を終え、現在は東上線全線で「平常どおり運転」となっている。