マイナビは5月17日、「2017年卒マイナビ学生就職モニター調査 4月の活動状況」の結果を発表した。調査は4月26日から5月1日、2017年に卒業予定の全国の大学4年生及び大学院2年生1,251名を対象にWEB上のアンケートフォームで行われた。同調査の発表は2回目。

約3割が最終面接を経験

広報活動開始から2カ月目となる4月の学生の活動状況は、前月と大きな違いが表れた。「合同企業説明会に参加した」が24.1%(前月比62.0ポイント減)、「大学主催のガイダンスに参加した」が16.9%(前月比49.8ポイント減)と、就職活動の序盤に多い活動内容が大幅に減少した。

「2017年卒マイナビ学生就職モニター調査4月の活動状況」

一方、前月に比べ増加したのは、「1次面接を受けた」の79.7%(前月比34.4ポイント増)や「エントリーシートが通過した」の82.2%(前月比28.7ポイント増)で、それぞれ前月の割合を大きく上回った。

また、27.2%(前月比19.3ポイント増)が「最終面接を受けた」と回答した。学生の活動は早くも面接の選考段階に移りつつあり、4人に1人が最終面接を受ける段階に入った。それに伴い、「この時期に最も注力していること(頭を悩ませている)就職活動の内容」を聞くと、「面接対策」が41.9%(前年同月比15.7ポイント増)となった。

過半数が大手企業中心に活動

現在の活動の中心は、前月に引き続き「大手企業中心(どちらかといえば、を含む)」が過半数(54.1%)となり、およそ4人に1人(25.3%)が「中小企業中心(どちらかといえば、を含む)」と回答した。

「現在の活動は(企業選択のポイント)

また、今回の調査から初めて、「大手企業と聞いて思い浮かべる要素(3つ)」を質問。最も多く選ばれたのは「企業自体の知名度(81.5%)」が圧倒的で、「市場シェア(45.8%)」「従業員数(45.2%)」「売上高(41.8%)」の順に続いた。