JR東海は16日、米国テキサス州の高速鉄道プロジェクトへの技術支援を目的に、現地法人「HTeC(エイチテック)」を5月中に設立すると発表した。
「HTeC」の正式名称は「High-Speed-Railway Technology Consulting Corporation」で、資本金は150万ドル、JR東海が100%出資する完全子会社となる。本社を米国テキサス州ダラス市に置き、技術者20名程度を日本から派遣する。
テキサス州の高速鉄道プロジェクトは、ダラス~ヒューストン間(約385km)を1時間半程度で結ぶ計画とされ、東海道新幹線N700系をベースとした新幹線型高速鉄道のシステムが用いられることになっている。今回設立される現地法人は、現地事業主体が日本型新幹線システムを適切に導入・運営するために必要な技術コンサルティングを行う。