俳優・玉木宏が11日、都内映画館で行われた主演映画『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』(6月4日公開)完成披露上映会の舞台あいさつに、共演の広瀬アリス、石田ひかり、小倉久寛、吉田栄作、和泉聖治監督とともに出席した。
同作は島田荘司原作のミステリー小説で、1981年のシリーズ第1作目発表以来、初の映画化となる。探偵・御手洗潔(玉木)が、編集者・小川みゆき(広瀬)から聞いた、瀬戸内海の難事件に挑む。
撮影の思い出を聞かれた小倉が「玉木くんなんか、寒くてダウン着てくるんですけど、裸足なんですよ。この人の暑い寒いという感覚はどうなっているのか!」と振り返ると、玉木は「そんなに寒い日ありましたっけ!?」と驚いた様子。小倉が「マネージャーがユニクロにダウンを買いに行った日があったんですよ! その時もビーチサンダル一つだったんですよ」と畳み掛けると、玉木は「そんなこともありましたっけ」と記憶を遡っていた。
また玉木は、人気シリーズの映像化に「不安はあった」と心情を吐露した。さらに、2015年にTVドラマ版が放映されたが、実は「映画化の方が先に決まっていて、それに合わせてドラマが作られたんです」と明かした。
玉木は「御手洗潔という役をやらせてもらうのは2回目」でありながら、「(ドラマから)監督・スタッフ・キャスト、全て変わってしまったんですね」と状況を説明。「役をつなげるのが僕しかいなくて、任された部分があるので、ちゃんとやらなきゃという思いで臨みました」と映画への思いを語った。