財務省は5月10日、2016年3月末現在の国債や借入金、政府短期証券を合計した国の借金は1,049兆3,661億円となり、前期末(2015年12月末)から4兆7,757億円増加したと発表した。

国債および借入金現在高(出典:財務省Webサイト)

国民1人当たり約826万円の借金

借金総額を総務省が推計した2016年4月1日時点(概算)の日本の総人口1億2,698万人で割ると、国民1人当たり約826万円となる。前年度末との比較では3兆9,911億円減少し、7年ぶりに前年度を下回った。

内訳は、国債が前期末比8兆6,092億円増の910兆8,097億円、借入金が同2,438億円減の54兆8,075億円、政府短期証券が同3兆5,897億円減の83兆7,489億円となった。

政府保証債務現在高は同6,614億円減の41兆7,806億円となった。