西武鉄道は4月17日から運行開始した観光電車「西武 旅するレストラン 52席の至福」の7~9月の監修シェフとコース内容、運行スケジュールなどを発表した。

西武鉄道の観光電車「西武 旅するレストラン 52席の至福」

この観光電車は、4000系1編成(4両編成)を改造した全席レストラン車両の列車。「新しい旅と食のスタイル」の提供を掲げ、土休日を中心に年間100日程度、池袋~西武秩父間・西武新宿~西武秩父間・西武新宿~本川越間の各区間を運行する計画となっている。

7~9月は、日中に運行するブランチコースを埼玉県「Salvage」オーナーシェフの坪内浩氏が監修。坪内氏は無農薬・無化学肥料の農産物を自家農園で育て、その日に収穫した食材をもとにディナーのメニューを考案するスタイルで知られる「埼玉S級グルメ」認定シェフ。「武州豚の煮込み野菜のソース」をメインに、埼玉県産食材をふんだんに用いたコースを提供する。

夕方から夜間にかけて運行するディナーコースは、軽井沢に構える自家工房から独創的な燻製料理を次々に生み出す東京・赤坂「燻」オーナーシェフの輿水治比古氏が監修。焼き燻製チーズ、たくあんの燻製、燻製調味料で食べる「温泉玉子かけごはん」など、自慢の燻製料理が存分に味わえるコースを予定している。

ブランチコースは西武秩父行、ディナーコースは池袋・西武新宿行として運行。7~9月分では西武新宿~本川越間は運行されない。旅行代金はブランチコース1万円、ディナーコース1万5,000円。「52席の至福」専用サイトで予約を受け付ける。一度に申し込めるのは2~4名で、座席は選べないとのこと。