ビズリーチは5月11日、「平均年収 約1,000万円のビジネスパーソンが勧める 就職人気企業ランキング2016」を発表した。調査は3月28日~4月3日、転職サイト「ビズリーチ」サイト会員のビジネスパーソン771名(平均年収980万円)を対象に「就職活動中の大学生に勧めたい企業」を聞いたもの。
調査の結果、1位トヨタ自動車、2位Google、3位三菱商事、4位伊藤忠商事、5位日立製作所、6位リクルートグループ、7位三井物産、8位ソフトバンクグループ、9位楽天、10位ANAホールディングス、11位アマゾンジャパン、ソニー、13位三菱東京UFJ銀行、14位三菱重工業、パナソニック、16位マッキンゼー・アンド・カンパニー、17位ファーストリテイリング、18位P&G、19位三菱電機、20位サントリーホールディングスとなった。
1位のトヨタ自動車は、販売台数1,000万台超で世界一、2015年3月期決算では純利益が2兆円を超え、過去最高益を2年連続で更新している。アンケートのコメントからは、「グローバルに活躍できること」や、「今後はITとの融合など成長の余地がある」という声が多く挙がった。
企業としての成長性や業界の将来性などの理由から、トップ10にGoogle、ソフトバンク、楽天のIT系企業3社がランクイン。外資系企業で唯一トップ10に入ったGoogle(2位)には、「最先端のテクノロジーに触れられる」「チャレンジできる企業風土がある」ことがコメントとして寄せられた。
3位と4位は三菱商事、伊藤忠商事と日本を代表する商社がランクイン。両社とも、「世界視点、日本視点を併せ持つグローバル企業として、人材が育成される」といったグローバルな仕事ができることが選定理由に多く挙げられていた。
調査では「ビジネスパーソンは、『将来性のある企業か』『グローバル視点で成長できる環境か』が選定のポイントとなっており、大学生の就職人気企業ランキングと比べると視点の違いが明確化した結果となりました」と分析している。