JR北海道とJR東日本は、ゴールデンウィーク期間中(4月28日から5月8日まで)の北海道新幹線・東北新幹線と在来線の利用状況を発表した。このうち、3月26日に開業した北海道新幹線(新青森~新函館北斗間)の利用者数は10万7,600人で、前年同期比193%(在来線特急・急行列車との比較)と好調ぶりを見せた。
東北新幹線は盛岡~八戸間の利用者数が24万5,000人となり、前年比14%増と伸びた。大宮~宇都宮・古川~北上間は前年とほぼ同じ182万3,000人が利用(前年比101%)。期間中の新青森駅の降車人数は5万5,000人で、前年比20%増と大きく伸びている。
JR北海道の在来線特急列車は、函館方面行が北海道新幹線乗継ぎ需要で前年比103%とやや伸びる一方、旭川方面行は前年比92%、釧路方面行は前年比94%と、それぞれ前年実績を下回る結果に。これら3線区を合わせた利用者数は前年比4%減の198万9,000人となった。期間中の札幌駅の利用者数は前年比5%減の161万3,000人、新千歳空港駅は前年比5%増の31万4,000人だった。
JR東日本の新幹線・特急・急行列車の利用者数は、前年とほぼ同じ416万3,000人。各線区の利用状況もおおむね前年並みに推移した。