ビー・エム・ダブリューは9日、同社のコンパクトモデル「1シリーズ」のラインアップに、新世代4気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載した「118d」を追加し、21日から全国のBMW正規ディーラーで販売を開始すると発表した。
「118d」はBMWグループの新世代エンジン・ファミリーに属するクリーンディーゼルエンジンを搭載。2リットル直列4気筒で最新のコモンレール・ダイレクト・インジェクションと可変ジオメトリーターボチャージャーを組み合わせ、最高出力150PSを発揮する。最大トルクは320Nmと、ディーゼルエンジンならではのトルクが大きな特徴だ。
トランスミッションには8速オートマチックを搭載し、エンジンオートスタート/ストップ機能などの環境対応技術も数多く採用。JC08モード燃費は22.2km/リットルを実現した。これは同等のガソリンエンジンを搭載する「118i」からさらに約2割向上している。
NOx吸蔵還元触媒などメンテナンス・フリーの最先端排出ガス処理技術「BMW BluePerformanceテクノロジー」も採用し、ディーゼル車に対する世界最高水準の排出ガス基準である日本のポスト新長期規制に適合している。価格は、「118d スポーツ」が365万円、「118d スタイル」が365万円、「118d Mスポーツ」が385万円(すべて税込)。これはガソリンエンジンを搭載する「118i」からわずか21万円アップにとどまっている。