フィンエアーグループは5月8日、福岡=ヘルシンキ間における新規路線の就航を開始。5月7日にヘルシンキを出発した初便(AY075)は、約9時間半のフライトを経て、5月8日8:00に定刻通り福岡空港へと到着した。269人(乗員13人、乗客256人)を乗せたマリメッコデザインの特別塗装機は、福岡空港にて消防車からの放水アーチによる歓迎を受けた。

放水アーチでお出迎え

初便を飾った「ウニッコ」(ケシの花をモチーフにした花柄)を用いたマリメッコデザインの特別塗装機(エアバスA330)は、ウニッコデザインの50周年を記念して2014年に登場したもの。折り返し便となる福岡発の初便(AY076)は、254人(乗員13人、乗客241人)を乗せ、9:30に福岡空港を飛び立った。

ワンワールドメンバーであるフィンエアーは、日本と欧州を最短最速の約9時間30分で結ぶ。2016年夏期も成田/中部/関空からヘルシンキに直行便を毎日運航しており、今回の福岡線で4路線展開となる。

フィンエアー本社のユハ・ヤルビネンCCOは、「福岡はフィンエアーにとって日本で4番目の市場となり、フィンエアーは欧州の航空会社の中で、最も多くの日本の都市に乗り入れるエアラインとなります。福岡便はヘルシンキ空港でのスムーズな乗り継ぎが可能なスケジュールとなっており、福岡とヨーロッパの約70都市をヘルシンキ経由で結びます。そして同時に、豊かな文化、美しい自然、おいしい食べ物、温かい人々に恵まれた福岡、そして九州は、ヨーロッパの人々にとって魅力的なデスティネーションとなることを確信しています」とコメントしている。

九州から唯一の欧州便として週3便を運航

福岡=ヘルシンキ路線はフィンエアー初の九州定期路線、さらには九州から唯一の欧州便として週3便をエアバスA330にて、10月まで夏期定期便として運航。便は、水・金・日曜日にAY076(福岡9:30発/ヘルシンキ13:55着)、火・木・土曜日にAY075(ヘルシンキ16:30発/福岡 翌8:00着)となる。同路線はJALとのコードシェア便としても運航され、その他の路線のコードシェア便も含めると週31便となる。