WOWOWで現在放送中の連続ドラマ『沈まぬ太陽』(毎週日曜 22:00~)の第2部(9話~)から出演するキャストが8日、明らかになった。

上段左から、平幹二朗、橋爪功、長塚京三、石丸幹二、下段左から、佐野史郎、高嶋政伸、陣内孝則、升毅

原作は作家・山崎豊子の最大のヒット作で、巨大航空会社を舞台に未曾有の航空機墜落事故という悲劇の裏で信念を貫き組織に立ち向かう人間たちを描いた社会派作品。主人公の恩地元を上川隆也が演じ、恩地のライバル・行天四郎を渡部篤郎が演じる。第2部は空の安全を軽視していた国民航空が大型旅客機の墜落事故を起こすところからスタートし、遺族係となった恩地は遺族たちの深い悲しみと向き合うことになる。

今回発表されたのは長塚京三、陣内孝則、高嶋政伸、石丸幹二、佐野史郎、升毅、平幹二朗、橋爪功の8名。その中でも長塚は国民航空を建て直すために会長職に就任し、恩地を会長室部長に抜てきする国見正之を演じる。長塚は「恩地の前にまるで『救世主』のように現れるのはいいが、その分、視聴覚的な実在感が微妙で、とても悩ましい準備期間を過ごしました。なん人(びと)も所詮、欲で動く者のパワーには適わないのだろうか。 国見という役を通して正義を貫くことの空しさ、索莫とした非達成感、といったものを感じ取っていただけけたら幸いです」とドラマへの意気込みを語っている。なお、そのほかのキャストの役柄については随時発表されていく。