2016年4月23日(土)より全国上映がスタートした劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』。作品の内容はもちろん、予告編が公開されて以来、映像の美しさにも大きな注目が集まっている。

わずか1分程度に収められた予告編だからこそ、この美しさを維持できたのでは? と疑いすらも生んだグラフィックは、130分という、アニメとしてはかなりの長さを持つ超大作の中で揺らぐことなく終始一貫してひたすら美しいクオリティを保ち続けている。

そんなハイスペックな映像の中には、1カットにもかかわらず、30分のアニメーション作品1本の制作も可能な1,300枚にもおよぶ原動画が使用されたシーンもあるという。それらを支えたのは、制作にかかわるスタッフ陣の本作に懸ける意気込みはもちろん、総作画監督である加々美高浩氏のこだわり抜いた原画の数々、そして原作者であり製作総指揮の高橋和希氏による細かい全体へのチェック、このすべてが20周年記念作品としての劇場版を輝かせるべく集結し、惜しみなく力を発揮した結果となっている。

さらに、驚くべきことに、本作の原画の中には、高橋和希氏自らが描き下ろした原画も1カット含まれているという。枚数にして186枚の原動画。この大迫力の映像は劇場で見るに値する貴重な作品となっていることは間違いないだろう。

劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』は、新宿バルト9ほか全国上映中。 5月7日(土)からは入場者プレゼント第3弾目となる「遊☆戯☆王OCG」カード「レモン・マジシャン・ガール」の配布がスタートしている。こちらも劇中で遊戯が使用しているシーンがあるのでしっかりチェックしておきたい。そのほか詳細は公式サイトにて。

(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/2016 劇場版「遊☆戯☆王」製作委員会