アイドルグループ・KAT-TUNの亀梨和也が、映画『PとJK』(2017年春公開)に主演することが7日、わかった。原作は210万部を超える同名の少女コミックで、警察官と女子高生の年の差結婚が描かれ、ヒロインを女優・土屋太鳳が演じる。クランクインは今年6月、クランクアップは7月を予定。
土屋演じる女子高生・歌子(カコ)は、自分を大学生と偽って参加した合コンで、亀梨演じる警察官の功太と出会うが、カコが高校1年生だとわかると功太から「女子高生とは付き合えない」と冷たい態度をとられてしまう。しかし互いに惹かれあった二人は「恋人として付き合うのではなく正式に結婚する」ことで一緒になり、カコの両親の許可のもと、周囲に内緒の結婚生活が始まるというストーリー。
亀梨は「原作ファンが持っているイメージをどう表現していくか、夢のような話にどうリアリティを持たせるか」と課題を示しつつ、「これから廣木監督をはじめスタッフの皆さんと細かく作戦会議をして作り上げていきたいと思います」と今後のプランを語った。また、自身初の恋愛映画に「あまり意識し過ぎることなく、この世界観にどっぷりとはまりたいと思います」と意欲を見せた。
土屋は「私は今、とても緊張しています。原作がとても魅力的だということ、そしてその世界を創り出す映像の中で大先輩である亀梨和也さんと御一緒し、歌子として存在するということ」と真面目に語り、「歌子として生きる心に、全力で集中しようと思います」と決意を表明。
廣木隆一監督は「少女コミックは映画の一つのジャンルとして確立されたように思う」と持論を展開しながら、「その中で埋もれないような作品にしたい」と気合いを入れた。また原作者・三次マキ氏は「私事ですが、うちの娘は生後4カ月の頃から亀梨さんがTVに映ると泣き止むという『生粋の亀梨ファン』なので、母としても嬉しいです」と、喜びを語った。