説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『海外で購入したiPhoneが壊れました、どうすればいい?』という質問に答えます。
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国によってiPhoneの仕様や価格は微妙に違いますが、基本的には世界共通のグローバルモデルであるiPhoneのこと、同じアフターサービスを受けることができます。ただし、保証サービスは国・地域により若干の差があるため、Apple Storeの実店舗またはAppleの電話サポートへ確認したほうが確実な情報を得られます。
海外で購入したiPhoneが故障した場合、Apple StoreまたはApple正規サービスプロバイダへ持ち込めば、日本で購入したiPhoneと同様に修理を受けることができます。交換対応を受けることも可能ですが、交換品は日本で販売されているモデルとなるため、シャッター音がしない仕様のiPhoneでも交換後はシャッター音が必ずするようになります。
保証延長サービスの「Apple Care+」についても同様です。海外で購入したときに加入していると、日本にかぎらずAppleがサービスを提供している国・地域であれば、同等の保証サービスを受けることができます。日本で購入したiPhoneを海外で壊したときも同様で、現地のApple StoreまたはApple正規サービスプロバイダに持ち込めば修理してもらえます。ただし、一部負担が生じる場合の修理代金は現地水準となります。
なお、海外で販売されているiPhoneには技適マークがないものがあります。たとえば、米国の一部キャリアで販売されているiPhone SE(モデル番号A1662)には、技適マークのないことが確認されています。Appleの故障対応はともかく、ここ日本では合法的に利用できないので注意しましょう。