説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『Bluetooth機器によってはバッテリー残量が表示されないことがあります!?』という質問に答えます。
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スピーカーにヘッドセット、スマートウォッチ……iPhoneとBluetoothでワイヤレス接続する機器は、いまや珍しい存在ではありません。それだけに、Bluetooth機器によってバッテリー残量が表示されたりされなかったりする現象は、少し気になりますよね。
その理由は「Battery Service Profile」にあります。このプロファイルをサポートするBluetooth機器をiPhoneと接続(ペアリング)すると、そのバッテリー残量がiPhoneのステータスバー上に表示されます。Bluetooth機器によっては表示されないこともありますが、それはその機器がBattery Service Profileをサポートしていないためです。
Battery Service Profileは、Bluetooth 4.0以降でサポートされるプロファイルです。低消費電力仕様のBluetooth Low Energy(BLE)が必須とされているため、それ以前のBluetooth規格では動作しません。iPhoneの場合、iPhone 4S以降で利用できます。
iPhoneにBluetooth機器のバッテリー残量が表示される場合、「4S以降のiPhone」かつ「Battery Service ProfileをサポートしたBluetooth機器」という組み合わせです。表示されないとすると、現在4S以降のiPhone を利用するユーザが多いことを踏まえれば、後者を満たしていない、つまり「Battery Service ProfileをサポートしないBluetooth機器」を利用しているのではないでしょうか。