アイスタットはこのほど、「薬に関する実態調査」の結果を発表した。同調査は4月13日、アイブリッジが運営する「フルーツメール」の20歳以上の会員300人を対象に、Webアンケート形式で実施したもの。
直近1年間でかかった病気や感じた症状について尋ねたところ、「風邪」が33.7%で最も多かった。2位は「肩こり、腰痛、筋肉痛、関節痛」(29.7%)、3位は「目の疲れ、渇き、充血など」(22.7%)だった。性別で見ると女性、年代では40代で病気や感じた症状の割合が高い。
直近の1年間で、病院・クリニックに行って処方薬を服用・使用した病気や症状について聞くと、「風邪」が24.9%で最多だった。以下、「胃の痛み、胃炎」「花粉症」(同率9.3%)と続く。性別では男性、年代別では60歳以上で「風邪」の病気や症状で処方薬を多く服用していることがわかった。
病院・クリニックに行って処方薬を服用・使用した理由について尋ねると、「早く治したいから」が55.6%で最も多かった。「医師から適切な診断を受けた上で薬を処方してもらえるから」(32.0%)、「病気や症状の程度が重いから」(30.3%)という回答も多い。
直近1年間で、市販薬を服用・使用した「病気・症状」について尋ねたところ、31.7%が「風邪」と回答した。以下、「頭痛」「虫さされ、かゆみ」(同率14.6%)と続いている。性別では女性、年代別では40代が「風邪」や「頭痛」の病気や症状で市販薬を多く服用していることがわかった。
市販薬を服用・使用した理由について聞くと、「病気や症状の程度が軽いから」(43.3%)という回答が最も多かった。以下、「早く治したいから」(36.2%)、「病院・クリニックだと通院や診療が面倒だから」(15.6%)が続いている。
病気にかかったり、何か症状を感じたりしたときの対処方法について尋ねると、48.8%が「できれば薬を使わないで治したい」と回答した。性別では男性、年代では40代で「できれば薬を使わないで治したい」と考えていることが比較的多かった。
薬に対する考え方や薬の使い方については、「薬は病院・クリニックで医師から処方してくれるものがよい」が34.6%で最多となった。以下、「具合が悪い時はすぐに薬を使用する」(26.8%)、「処方薬の方が市販薬より即効性があると思う」(17.6%)となっている。
健康に関する考え方や行っていることについて聞くと、30.2%が「日頃から健康の維持管理に気をつけている」と回答した。以下、「食生活に気をつけている」(24.4%)、「タバコは吸わないあるいは吸う本数を減らすなどしている」(23.9%)と続いた。性別では男性、年代では60歳以上で「日頃から健康の維持管理に気をつけている」の割合が高い。