ゴールデンウィーク中に、海外へ足を伸ばす人も多いのではないでしょうか。その際、気になるのが、現地滞在時に使用するお金の準備。どのくらい日本円を換金していけば良いのでしょう。
旅行先の支出っていくらぐらい?
海外旅行でいくら必要なのかは、行き先、滞在期間、目的、パッケージング旅行か個人旅行か等によって異なるため、なかなか一概には言えません。一例として、大和ネクスト銀行が海外渡航経験者に対して行った「海外渡航に関する調査(2016年4月)」を見てみましょう。ゴールデンウィークに配偶者や恋人と海外旅行に行くとしたら、日本であらかじめ両替して持っていくお金の平均額は11.6万円とのこと。行き先別に見てみると、国別平均額はアメリカ(ハワイ・グアムを除く)が最高で14.3万円、次いでフランスが12.7万円です。
ちなみにフランス、イタリア、ハワイなど3割近くの人が20~30万円と答えています。給料の1カ月分以上を現金で持ち歩くことになりますね。一方で、全体の8割近い人が帰国時に外貨が余っています。余ったお金を、再度日本円に両替すれば二重で手数料がかかり、ムダな出費になってしまいます。セキュリティ面でみても、高額の現金を持ち歩くのはおすすめできません。万が一、盗難や紛失があったとしたら、絶対に返ってこないと考えておきましょう。
両替金額の目安は?
両替する金額の目安は、予算の1割程度とし、残りはクレジットカードを利用すると考えておくと良いでしょう。クレジットカードであれば、万一盗難や紛失があっても、カードを止めれば不正使用を防げるので安心です。ふだんカードをうまく使ってポイントを貯めているのなら、海外旅行はポイントを稼ぐのにぴったりですね。また、日本の大手銀行で、円を米ドル現金に両替すると円ドルレート3円(3.7%ほど)上乗せされますが、クレジットカードで支払いするなら、VISAカードの場合1.63%程度の上乗せレートです。手数料の面でみても、クレジットカードでお買い物をする方がおトクです。