経済産業省 資源エネルギー庁は4月27日に発表した石油価格調査(4月26日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.5円高い117.1円となり、7週連続で値上がりした。
GWも値上がり続く
石油情報センターは「4月17日にドーハで行われた(産油国による)増産凍結協議への期待感から原油価格が4ドル近く上昇し、石油元売り各社も卸価格を1~2円程度引き上げたため、それが小売価格に反映されて値上がりした」と分析している。
都道府県別にみると、35府県で値上がり、2府県で横ばい、10都道県で値下がりした。最も高かったのは長崎県の126.8円(前週124.7円)で、次いで鹿児島県の125.0円(同124.7円)、沖縄県の123.7円(同123.3円)と続いた。一方、最も安かったのは埼玉県の112.9円(同112.5円)だった。
ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.4円高い127.9円と、7週連続の値上がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.1円高い99.5円と、6週連続の値上がりとなった。
灯油18リットル当たりの店頭価格は前週より1円安い1,114円と、6週ぶりに値下がりした。
ゴールデンウィーク期間の価格動向については「5月2日(調査日)については値上がりを予想している。原油価格の上昇と円安の影響により、原油の輸入コストが上昇している」(石油情報センター)と話している。