マイナビは4月27日、「2017年卒マイナビ大学生就職意識調査」の結果を発表した。期間は2016年3月1日~4月20日。対象は、2017卒予定の大学3年生・大学院1年生1万4,782名(うち、文系男子3,107名、文系女子7,197名、理系男子2,188名、理系女子2,290名)。
入社したい1位は「自分のやりたい仕事ができる会社」
「大手企業志向」あるいは「中堅・中小志向」かを聞いたところ、全体では38.9%で「やりがいのある仕事であれば中堅・中小企業がよい」が最も多くなった。次いで「自分のやりたい仕事ができるのであれば大手企業がよい」(38.1%)、「絶対に大手企業がよい」(10.3%)となった。
48.4%が「大手企業志向」(「絶対に大手企業がよい」+「自分のやりたい仕事ができるのであれば大手企業がよい」)となり、前年比 5.5pt 増だった。一方、47.0%が「中堅・中小企業志向」(「やりがいのある仕事であれば中堅・中小企業でもよい」+「中堅・中小企業がよい」)となった。
「企業選択をする場合、どのような企業が良いと思うか」を質問したところ、1位は「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」(38.4%)だった。次いで2位は「安定している会社」(28.7%)、3位は「社風が良い会社」(17.4%)、4位は「働きがいのある会社」(16.0%)、5位は「勤務制度、住宅など福利厚生の良い会社」(13.4%)となった。
「現時点での志望職種は何か」を聞いたところ、7年連続で1位は「営業企画・営業部門」(28.1%)で、前年比1.8pt増となった。次いで2位は「総務・経理・人事などの管理部門」(14.7%)、3位は「商品企画・開発・設計部門」(13.7%)。以降、「研究・開発部門」(10.3%)、「製造技術・生産管理部門」(4.6%)となった。
文理・男女別にみると、文系男子の1位は「営業企画・営業部門」(49.7%)、理系男子の1位は「研究・開発部門」(29.7%)、文系女子の1位は「営業企画・営業部門」(28.2%)、理系女子の1位は「研究・開発部門」(24.5%)だった。なかでも、文系女子における「営業企画・営業部門」の割合は、10年前から1.7倍となった。