一人暮らしで困ることのひとつが、宅配便の受け取りです。早く荷物を受け取りたいのに、日中は仕事や学校などがあって、家にいることが難しいという人も少なくありません。そこで今回は、宅配便会社等のさまざまなサービスを活用して荷物を受け取れる方法を考えてみましょう。
宅配便会社のWebサービスを利用する
いくつかの宅配便会社ではWebサービスを行っています。これに登録しておくと、配達予定の荷物があることや不在時に配達に行ったことなどを事前にメールで知ることができ、配達指定日時の都合が悪いときは、ネットからすぐに変更もできます。何度も再配達してもらうのは申し訳ない気持ちにもなります。メールの連絡であれば、スマホや携帯でどこでも受け取れるので、登録しておくととても便利です。
コンビニで受け取る再配達をコンビニに指定できるサービスがあります。コンビニならば基本的に24時間営業なので、いつでも受け取りOK。一人暮らしでは不意の来客はあまり対応したくないもの。特に女性は、男性とドアを開けて玄関先でやりとりするのは気分がよくないと感じる人もいるでしょう。
また、一部通販会社では最初からコンビニを荷物の受取先に指定することができるサービスを行っています。宅配便であっても住所を知られたくないと思う人にとっては安心。ただし、宅配便会社ごとに、また通販会社ごとに指定できるコンビニは違います。自宅の近くにある店舗で受け取れるかはよく確認しましょう。また、大きなものや冷凍冷蔵品などは利用できないこともあるので、注意してください。
営業所や郵便局で受け取る宅配便は営業所等でも受け取ることができます。自宅の近くに営業所があるようであれば、自分で取りに行くのもひとつの手です。また、配達先を営業所や郵便局に指定する留め置きサービスもあります。こちらもコンビニ同様自分の住所を知られることがないので、安心。ただし、荷物が届いたことへの連絡はないので、荷物の配達状況等はネットなどを使って、自分で確認する必要があります。
ただいま拡大中! ロッカーで受け取る一部の駅や郵便局にロッカーが宅配便会社や通販会社によってロッカーを設置し、そこに荷物が届けられるというサービスが現在少しずつ拡大しています。メールで届いたパスワード等を利用し、鍵を開け、荷物を受け取ります。住所も名前も知られることなく、また人と顔を合わすこともなく、自分の都合のよい時間に受け取れるため、普及すれば、一人暮らしには便利なサービスです。都内の主要駅が中心で、それほど数が多くないため、まだまだ使いやすいサービスではありませんが、自宅や職場、学校の近くにないか調べてみてみてはいかがでしょうか。
暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー:河野真希
ウェブや雑誌など各種メディアで、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルを提案。著書に『ひとり暮らしの季節ごよみ』(祥伝社)、監修本に『家事のお手本-大人のたしなみ賢いくらし(泉書房)』『頑張らなくても素敵に暮らせる「夜だけ家事」で快適シンプル生活(双葉社)』などがある。河野真希オフィシャルサイト
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