JR東日本と日本レストランエンタプライズ(NRE)は、フランスのパリ・リヨン駅に期間限定で出店している駅弁売店「EKIBEN」が好評を博しているため、出店期間を当初の予定より約4週間先の5月26日まで延長すると発表した。

パリ・リヨン駅の駅弁売店「EKIBEN」

5月1日から発売する「すき焼き弁当」

この駅弁売店は、NREが過去に海外の催事で駅弁を販売した実績を踏まえ、和食人気が高い国での出店を通じて海外でのさらなる駅弁の可能性を探るために企画された。

当初は2015年12月1日からの2カ月間の出店を予定していたが、パリ市内で発生した同時多発テロを受けて出店時期を3カ月遅らせ、3月1日から営業を開始。シャロレー牛を使用した和風弁当「パリ・リヨン弁当」、日本の駅弁の定番を折詰めスタイルで表現した「幕の内折詰弁当」など5種類の駅弁をラインナップ。4月30日で営業を終了する予定だった。

5月26日までの出店期間延長に合わせ、5種類の駅弁のうち「パリ・リヨン弁当」は4月30日で終売に。代わって「すき焼き弁当」を5月1日から販売する。

「パリ・リヨン弁当」は、フランスのシャロレー足のすき焼きをメインに、前菜・主菜・主食・デザートを弁当の中に表現した構成だったが、「全体のボリュームが少ない」との声が寄せられていたとのこと。「すき焼き弁当」はデザートを廃止する代わりに主菜のすき焼きをボリュームアップした内容になるという。