アウディ ジャパンは20日、プレミアムミッドサイズワゴン「A4 アバント」をフルモデルチェンジし、21日から全国の正規ディーラーを通じて販売開始すると発表した。
「A4 アバント」は、すでに発売されている新型「A4」のセダンと同様、進化したモジュラープラットフォーム「MLB evo」をベースにゼロから再設計。進化した「アウディプレセンス」予防安全システムなど、最新テクノロジーを投入した。
開発にあたり、走行抵抗の削減をテーマとし、軽量化の他にエアロダイナミクスの最適化にも注力。ワゴンボディではトップクラスのCd0.26(欧州仕様値)を実現した。搭載する2.0リットルTFSI直噴ガソリンターボエンジンは、従来型に対して動力性能を高めながら、アイドリングストップなどで燃料消費を大幅に削減。新しい燃焼方式の2.0TFSIと、初の7速Sトロニックを搭載したFWDモデルは、従来型に対して33%の燃費改善を達成している。
安全面も大きく進化し、「アウディプレセンス」の機能をさらに拡充。全モデルに標準化された「アダプティブクルーズコントロール」に「アクティブレーンアシスト」を加えた新機能「トラフィックジャムアシスト」は、アクセルやブレーキに加えてステアリング操作までシステムが介入する。同社はこれを将来の自動運転への途を切り拓いているものだとしている。
価格は「A4 アバント 2.0TFSI」547万円、「A4 アバント 2.0 TFSI スポーツ」585万円、「A4 アバント 2.0 TFSI クワトロ」626万円、「A4 アバント 2.0 TFSI クワトロ スポーツ」653万円(価格はすべて税込)。