ネットにどっぷりつかっていれば、Twitterやブログで複数の人が話題にしている作品がつい気になってしまうこと、よくあるのではないでしょうか。しかし、実際アラサー世代が好きなあの作品やこの作品、全然違う世代の人は知っているのか!? というわけで、前回に引き続きティーン向けメディア「マイナビティーンズ」に協力をお願いして、原宿マイナビティーンズメンバーのJC・JK5名に、話を聞きました。
マッドマックスに文化の断絶が
まずはもちろん、2015年を席巻したあの作品。
Q.映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を知っていますか?
ほ、本気ですか!? 名前すら知らないの!?!? そんなに文化の断絶が起こってるものなの!? 荒廃した世界で、水を支配しているボスがいて、トゲトゲの車とか火を噴くギターが出てきて……。
映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)
荒廃した近未来を舞台に繰り広げられるカーバトルを描いたアクション大作。トム・ハーディ演じる主人公マックスが、自由と生き残りをかけた戦いに挑む。第88回アカデミー賞では最多6部門を受賞。
なお「思ってたのと全然違った! ロボット出てくる映画かと思った!」
えり「怖い……」
怖がらせてしまった。ターゲットではないとはいえ、何人か、名前くらいは知ってるのでは? と思っていたのですが、まさかこんなに全員に知られていないとは。
ギャグセン高いおそ松さん
では、こちらの作品はどうでしょうか。
Q.アニメ『おそ松さん』を知っていますか?
なんと全員知っている! いや、たしかおそ松さんでマッドマックスっぽい話もやっていたんですが……。
積極的に見ていたのは、なおさんとまなかさんの2名。
なお「見てますね! あれはもう声優がずるいと思う! 有名な人を根こそぎ集めてきて、観た人が『なにこのネタぶち込みは!』ってなって、あれずるいと思う!」
アニメ『おそ松さん』(テレビ東京)
赤塚不二夫の漫画『おそ松くん』に出てくる六つ子たちが、ニートの大人になった姿を描くギャグアニメ。経済効果70億円と言われる大ヒット作。
なお「私、ほぼ全てのアニメの1話見るから、おそ松さんはしょっぱなからネタがすごくて、面白いなって見てた感じでした。今は本当に松ロス!」
まなかさんはどうして見るようになったんでしょうか?
まなか「最初はお兄ちゃんが見てて、一緒に見てみたら、めっちゃギャグセン高っ! みたいな。結構夜遅い時間にやってて、中学生は見てる人が少なかったけど、友達にもすすめて見て、それで見たらみんな面白いってなって。そしたらめっちゃ流行っていって、『やっぱりね』みたいな」
みんなが人気の理由をめちゃくちゃ考察していたおそ松さんですが、シンプルに「ギャグセン(ギャグセンス)高い」と言われるとすごくすっきりしますね。ほかの3人も、見てはいないけど存在は知っていると。
さうら「一応。学校でも見ている人いる」
えり「隣の席の子が休み時間にスマホで見てました」
なお「それ絶対笑ってるでしょ!」
えり「イヤホンしてるんだけど、肩を震わせてた」
学校で動画を見れることがそもそもすごい。でもやっぱりクラスで流行していることが多いんですね。
くるみ「私は逆に、学校ではぜんぜん話が出ないけど、原宿とか渋谷とか行くとすごいじゃないですか。だからそれで知った」