シャープは4月21日、4K対応の液晶テレビ「AQUOS XD45」を発表した。55V型モデル(型番:LC-55XD45)を用意し、6月10日に発売する。価格はオープンで、推定市場価格は税別430,000円前後。

実際のLC-55XD45

XD45は、HDR信号に対応した4Kテレビだ。バックライトは直下型LEDで、画面のエリア毎に輝度制御を行う「メガコントラスト(ダイナミックレンジ拡張)」技術を搭載。光源や、光源を受けて反射する部分を映像信号から解析し、周囲よりもLEDバックライトの輝度を上げることで、高コントラストを実現する。さらに、消費電力を抑えつつ、画面輝度を従来機種から15%以上高める「リッチブライトネス」技術や、広色域技術「リッチカラーテクノロジー」も採用している。

画像処理回路は解像度、色域、輝度をコントロールする「AQUOS 4K-Master Engine PRO II」。4Kモデル専用の技術だが、アップコンバートによって2K放送も高精細に表現する。パネルの表面には、反射を低減する「N-Black」を使用しており、艶やかな黒を再現できる。

チューナーは地上/BS/110度CSデジタル用を3基搭載しており、USB HDDをつなぐことで2番組の同時録画が可能。ひかりTVやNetflixなどの4K動画配信サービスも利用可能だ。

スピーカーはオンキヨーと共同開発した「AROUND SPEAKER SYSTEM」を採用。独立型スピーカーボックスにはドーム型ツイーター×2を、本体背面にはサブウーファー×4を搭載している。さらに、ミッドレンジスピーカー×2を上下に対向配置しており、総合出力65Wを実現した。

インタフェースはHDMI入力×4、ビデオ入力×1、アナログRGB入力×1、アナログ音声出力×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドホン出力×1、USB×2、有線LAN(10BASE-T/100BASE)×1など。本体サイズはW140.5×D13.7×H72.9mm、重量は約30kg(スタンド含む)。同じく6月10日に発売される「AQUOSココロビジョンプレーヤー」にも対応している。

LC-55XD45