シャープは4月21日、液晶テレビ「AQUOS」に接続して使う「AQUOSココロビジョンプレーヤー」(AN-NP40)を発表した。人工知能を搭載し、ユーザーにおすすめの番組を紹介する。発売は6月10日。価格はオープンで、推定市場価格は20,000円前後(以下、価格はすべて税別)。

AQUOSココロビジョンプレーヤー

AQUOSココロビジョンプレーヤーは、液晶テレビ「AQUOS」につなぎつつ、シャープ独自のクラウドサービス「COCORO VISION」を利用するユニット。COCORO VISIONは、人工知能がユーザーの視聴傾向を学習し、嗜好に合った番組を探して音声でおすすめするサービスだ。視聴履歴の情報は、ユーザーが同意したときのみ取得される。

ハードウェアとしては、16GBの内蔵メモリを持ち、Wi-Fi(IEEE802.11.a/b/g/n/ac)と有線LAN(10BASE-T/100BASE-TX)に対応。インタフェースはHDMI出力×1(4K/60p対応)とUSB×2、本体サイズはW15.1×D15.1×H3.9mm、重量は約0.5kgとなる。また、Android TV(Android 5.1)を採用しており、Google Playからアプリのダウンロードが可能。4K映像を視聴するアプリも利用できる。

COCORO VISIONの起動画面

人感センサーも搭載。人が近づくと内蔵スピーカーから音声で挨拶したり、接続したテレビ(AQUOS)を起動させておすすめ番組を表示したりする。付属のリモコンにはマイクを内蔵しており、放送中の番組や録画番組の音声検索が可能。AQUOSファミリンクにも対応し、AQUOSの液晶テレビ、BDレコーダーもリモコン1台で操作できる。

付属のリモコン。「COCORO VISION」「COCORO VIDEO」をワンタッチで起動できるボタンを用意

動画配信サービス「COCORO VIDEO」も提供開始

シャープの新たな動画配信サービス「COCORO VIDEO」も利用可能だ。コンテンツはビデオマーケットから提供を受けており、130,000本超のラインナップをそろえる。COCORO VIDEOとCOCORO VISIONを組み合わせると、たとえば毎週見ている連続ドラマを見逃した際に、見逃した回の配信を音声で通知してくれる。

利用プランとしては、毎月付与される540ポイントを使って好きな作品を選んで再生する「プレミアムコース」(月額540円)、プレミアムコースに加え約15,000本のコンテンツが見放題になる「プレミアム見放題コース」(月額980円)などを用意した。

COCORO VIDEO自体は、AQUOSココロビジョンプレーヤーおよび液晶テレビのAQUOSがなくても利用可能だが、ビデオオンデマンド部分のサービスのみとなる。

動画配信サービス「COCORO VIDEO」をプリインストールしている

4月21日、シャープは発表会を開催した。レポートは追って掲載する