家電や衣類などさまざまなものにセンサーがつくIoT(モノのインターネット)。ユニークな製品が多数存在しているが、自分の不在時にベッドが「疑わしい」使われ方をするとスマートフォンに通知してくれるというスマートベットマット「Smarttress」が登場した。泥棒であれ、パートナーとその浮気相手であれ、用心(疑い)深い人にオススメかもしれない。
Smarttressの特徴的な機能は、ベッドのスプリングに組み込んだバイブレーションセンサーと、リバウンドを感知する表面で構成される「Lover Detection System」(愛人検出システム)。不在時にベッドマットが使われると持ち主のスマートフォンにそれを通知してくれる。アプリはiOSとAndroidに対応。ベッドにかかった負荷について、毎秒の強度とインパクトの情報も得られるという。
Smarttressを発表したスペインのDurmetは、2015年に不倫サイトのAshley Madisonの情報流出などの事件に触れながら、同マットレスにより「夜は体をリラックスさせ、不在時の昼もマインドをリラックスできる」と謳っている。
なお、製品はWebサイト上で受注を開始しているものの、価格や配送可能な地域などの詳細は明記されていない。
公式ビデオには、「ベッドをさけてソファで」「こんなマットレスを買う時点で関係は悪化しているのでは?」「人類がこれまで作成した中でもっとも馬鹿げた・使えない製品」などとコメントが入っている。冒頭の通り、用心(疑い)深い人にはピッタリの製品化もしれないが、思わぬトラブルを招く恐れもあるので、パートナーに無断で導入することは避けた方がよいだろう。