ローランドは、奥行き284mmという可搬性に優れたデジタルピアノ「FP-30」を発表した。5月28日より販売を開始する。価格はオープン、市場想定価格は68,000円(税別、以下同)。
同製品は、幅1,300㎜、奥行き284㎜とコンパクトなボディながらも、上位機種同等の音源と鍵盤を搭載したデジタルピアノ。ローランド独自の「スーパーナチュラル・ピアノ音源」、繊細なタッチに応える「PHA-4(プログレッシブ・ハンマー・アクション4)スタンダード鍵盤」が採用されており、12㎝口径のスピーカー、11W×2のアンプを装備している。
音源部はピアノ以外にストリングスやオルガンなど計35音色を用意。ドラムパターンも8種類内蔵している。また、USBメモリ経由で、オーディオ再生、SMFの録音/再生が行え、伴奏にあわせての演奏といったことが可能となる。
さらに、同社が販売するポータブルタイプのデジタルピアノとしては初となるBluetooth機能を搭載。スマートフォンやタブレットと本体をワイヤレス接続することで、iPhone/iPad用の作曲アプリ「GarageBand」のMIDI接続も可能となり、音楽制作を楽しむことができる。同社のデジタルピアノの操作性を高める無料の専用アプリ(iPad/Android対応)も、5月下旬にリリースする予定となっており、タブレットの画面上で内蔵曲や内蔵音色を選択したり、内蔵曲を譜面表示して伴奏にあわせて演奏するなど、パフォーマンスの幅を広げられる。
カラーはブラック(「FP-30-BK」)とホワイト(「FP-30-WH」)の2色を用意。サイズは1,300(幅)×284(奥行き)×150(高さ)mmで、重量は14.1kg。演奏スタイルに合わせた専用のスタンドとペダルもオプションで用意。スタンド「KSC-70」、3本ペダルユニット「KPD-70」ともに本体カラー同様、ブラックとホワイトの2色をラインナップ。価格はともにオープン。市場想定価格は「KSC-70」が8,000円で、「KPD-70」が7,000円。