シンガーソングライターで俳優の吉川晃司が、生田斗真主演の映画『秘密 THE TOP SECRET』に出演することが明らかになり20日、新たな場面写真が公開された。
原作は、清水玲子氏が漫画誌『MELODY』(白泉社)で連載していた同名コミック。映画『るろうに剣心』シリーズで知られる大友啓史監督がメガホンを取って、被害者の脳の記憶を映像化する「MRIスキャナー」を駆使して脳内捜査を行う警察庁の特別機関「第九」が、迷宮入り事件を解決していくミステリーを描く。
昨年ヒットしたドラマ『下町ロケット』で財前道生部長役を務めるなど俳優としても存在感を見せている吉川が演じるのは、「第九」と相対する28人殺しの凶悪犯・貝沼清孝。「第九」最大の闇として封印されたある事件との関連性を持っており、物語の全ての鍵を握る重要な役柄だという。劇中では、生田演じる「第九」室長・薪剛(まき・つよし)との因縁の対決も映される。新たな写真では、そんな貝塚の姿が。フードで顔を隠しながらも、ただならぬ雰囲気を醸し出している。
大友監督は、吉川を「唯一無二の存在」と表現。その起用の背景を「原作の貝沼像以上に、作品の通奏低音を作り出す。この映画の世界観を決定付けるそんな存在を求めて、『るろうに剣心』でもご一緒した吉川さんにたどりつきました」と明かす。続けて、「人の魂をわしづかみにし、揺さぶり、その人の人生を大きく変えてしまう貝沼という男を吉川晃司がどのように演じたのか。この映画の、間違いなく大きな見どころの一つです」と話し、自信をのぞかせた。
(C)2016「秘密 THE TOP SECRET」製作委員会