観光庁は4月17日、熊本地震で被災し、避難所での生活で特別な配慮が必要な人を対象に、熊本県内の宿泊施設で宿泊希望の受け入れを実施していると発表した。利用者の自己負担は不要。
観光庁、熊本地震の一部被災者へ宿泊施設を無料提供 |
高齢者・障がい者等をが対象
これは、熊本県と熊本県旅館ホテル生活衛生同業組合による「災害時における宿泊施設等の提供に関する協定書」に基づく措置となる。対象は、高齢者、障がい者等で避難所の生活において特別の配慮が必要な人、並びにその他宿泊施設の利用が必要であると熊本県が認める人。受け入れ施設については現在、熊本県と同組合が調整中という。
宿泊場所、食事及び入浴施設を提供する(専門的な介護又は特別な配慮が必要な食事の提供を除く)。提供期間は、応急仮設住宅が整備されて避難所を利用する必要がなくなるまでの期間。
利用申請は、熊本県内の各避難所の市役所・町村役場の担当者、及び各市役所・町村役場の保健衛生部局にて受け付けている。各市町村で申し出を受理した後、熊本県にて「災害時における宿泊施設等の提供に関する協定書」に基づき、利用可能な宿泊施設、及び輸送を手配する。