ソフトバンクは17日、平成28年熊本地震の発生を受け、福岡県八女市に係留気球無線中継システムによる臨時基地局を設置した。同システムを震災時に活用するのは今回が初めてのこと。

係留気球無線中継システムによる臨時基地局

係留気球無線中継システムによる臨時基地局は、2GHz帯域を利用したもので、3G通信が半径5kmから10kmのエリアでソフトバンクおよびY!mobileブランドの携帯電話が利用できる。

設置場所は、福岡県八女市矢部村北矢部 矢部村高巣公園付近。同社は、現場周辺について山間部であるものの、福岡県方面から阿蘇方面に向かう重要なルートであり、被災地支援に向かう人々が連絡・情報伝達をする上で重要なエリアであると説明している。