クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の熊本地震による運行計画(運休)が16日、特設サイトにて発表された。同列車は火曜日に博多駅を発車して九州を周遊する3泊4日コース、土曜日に博多駅を発車して九州北部を周遊する1泊2日コースを運行している。

クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」

JR九州のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」では、今月から3泊4日コースの運行ルートに肥薩おれんじ鉄道の区間も加わっている。3日目(木曜日)の16時31分に川内駅を発車し、薩摩高城駅・水俣駅などに停車。八代駅到着時刻は22時15分頃とされていた。4月5日出発分から新ルートでの運行を開始し、4月12日出発の3泊4日コースも、3日目の4月14日に肥薩おれんじ鉄道の区間を走行することになっていた。

熊本県熊本地方を震源とし、最大震度7を観測した熊本地震は4月14日21時26分に発生している。肥薩おれんじ鉄道は地震発生の翌日夕方までに全線で運転再開。鹿児島本線も15日夕方までに門司港~宇土間で列車の運転が可能となったが、宇土~八代間は終日運転見合わせとなった。16日未明には、14日の地震を上回る規模(マグニチュード7.3)の地震が発生。九州内全域の鉄道各路線で始発から運転見合わせが相次ぎ、鹿児島本線二日市~八代間や豊肥本線・久大本線も運転を見合わせている。

熊本地震の影響を受け、クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」も4月16~17日の1泊2日コース、4月19~22日の3泊4日コースを運休とすることが発表された。