オヤイデ電気(小柳出電気商会)は4月15日、FiiOのハイレゾポータブルプレーヤー最上位「FiiO X7」専用のアンプモジュール「FiiO AM2」を発表した。発売は4月22日。価格はオープンで、推定市場価格は15,000円前後(税別)。
FiiO X7は、2015年12月に発表されたハイレゾポータブルプレーヤーの最上位モデル。本体下部のアンプモジュールを着脱できるという特徴を持っており、今回発表されたFiiO AM2は、FiiO X7の交換用アンプモジュール第1弾となる。
FiiO X7の付属モジュール「AM1」は、オペアンプにテキサス・インスツルメンツの「OPA1612」を搭載。インイヤモニター向けに設計されていた。対してAM2はオペアンプに新日本無線「MUSES02」を採用。AM1よりも駆動力やバックグラウンドの静寂感を向上させているという。
なお、出荷初期のFiiO X7は、電波法に基づく技術基準適合証明が未取得であることが判明し、2月19日から自主回収を行っていた。現在は技術基準適合証明を取得し、4月7日に再販を開始している。
型番 | AM1 | AM2 |
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出力(16Ω) | 200mW以上 | 350mW以上 |
出力(32Ω) | 100mW以上 | 300mW以上 |
出力(300Ω) | 10mW以上 | 30mW以上 |
S/N比 | 115dB以上 | 118dB以上 |
THD+N | 0.0008%未満 | 0.001%未満 |
オペアンプ | OPA1612 | MUSES02 |
バッファーアンプ | AD8397 | BUF634 |