東芝クライアントソリューションは14日、2016年PC夏モデル8シリーズ21機種を発表した。東芝の社内カンパニー・パーソナル&クライアントソリューションが、2016年4月1日に東芝情報機器に移管されてのち、初のPC新製品発表となる。ここでは、2016年夏モデルのうち、15.6型/17.3型ノートPC「dynabook T」シリーズおよび、11.6型モバイル「dynabook N」を紹介。LTEモデルが追加された「dynaPad N72」、SSDやブルーレイドライブを新搭載した「dynabook RX73」は別記事に詳しい。
「dynabook T」シリーズは、15.6型の「dynabook T95/V」、「dynabook T75/V」、「dynabook T55/V」、「dynabook T45/V」および、17.3型「dynabook T67/V」の4機種をラインナップ。また、「dynabook N」では「dynabook N51/V」の1機種をラインナップする。いずれも2016年夏モデルは、春モデルの仕様を引き継ぎつつ、最新のOffice 2016をプリインストールする。
ソフトウェア面では、PCでスマートフォンを管理できる「sMedio TrueLink+ Phone」機能を引き続き搭載するほか、CyberLinkの動画、写真編集ソフトウェア「CyberLink PhotoDirector 7 for TOSHIBA」「CyberLink PowerDirector 14 for TOSHIBA」を、dynabook Nを除くdynabook Tシリーズに初期搭載する。
dynabook T95/V
タッチ対応4Kディスプレイを搭載したフラッグシップノートPCで、店頭予想価格は230,000円台半ば。
主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6700HQ(2.6GHz)、メモリが8GB、ストレージがハイブリッド1TB HDD、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブ、グラフィックスがIntel HD Graphics 530(CPU内蔵)、ディスプレイが15.6型液晶(3,840×2,160ドット)など。OSはWindows 10 Home 64bit版。
通信機能は、Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0。インタフェースは、約92万画素Webカメラ、USB 3.0×4、HDMI出力、ブリッジメディアスロット、ヘッドセット/ヘッドホン端子など。
バッテリ駆動時間は約3.5時間(JEITA 2.0)。本体サイズはW380.0×D259.9×H24.5mm、重量は約2.4kg。
dynabook T75/V
15.6型の上位ノートPCで、店頭予想価格は190,000円台半ば。
主な仕様は、T95/VからCPUがIntel Core i7-6500U(2.5GHz)、グラフィックスがIntel HD Graphics 520(CPU内蔵)、ディスプレイが15.6型液晶(1,920×1,080ドット、タッチ非対応)に変更される。バッテリ駆動時間は約5.5時間(JEITA 2.0)。本体サイズはW380.0×D259.9×H23.5mm、重量は約2.3kg。
dynabook T55/V
15.6型のスタンダードノートPCで、店頭予想価格は160,000円前後。
主な仕様は、CPUがIntel Core i3-6100U(2.30GHz)、メモリが4GB、ストレージが1TB HDD、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブ、グラフィックスがIntel HD Graphics 520(CPU内蔵)など。OSはWindows 10 Home 64bit版。通信機能やインタフェースは上位モデルと同等。
dynabook T45/V
15.6型のエントリーノートPCで、店頭予想価格は130,000円前後。
主な仕様は、T55/VからCPUがIntel Celeron 3215U(1.70GHz)、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)に変更される。バッテリ駆動時間は約7.0時間(JEITA 2.0)。
dynabook T67/V
17.3型の大画面ノートPCで、店頭予想価格は税別180,000円台半ば。
主な仕様は、CPUがIntel Core i5-6200U(2.3GHz)、メモリが4GB、ストレージが1TB HDD、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブ、グラフィックスがIntel HD Graphics 520(CPU内蔵)。
通信機能は、Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0を装備。インタフェース類は、約92万画素Webカメラ、USB 3.0×2、USB 2.0×2、HDMI出力、SDカードスロット、ヘッドセット/ヘッドホン端子など。
17.3型の液晶ディスプレイは光沢(グレア)タイプで、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)。バッテリ駆動時間は約3.5時間(JEITA 2.0)。本体サイズは約W412.7×D279.4×H26.5mm、重量は約2.9kg。
dynabook N51/V
11.6型のエントリー向けモバイルノートPCで、店頭予想価格は税別100,000円台半ば。
主な仕様は、CPUがIntel Celeron N3050(1.60GHz)、メモリが4GB、ストレージが500GB HDD、光学ドライブが非搭載、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイが11.6型ワイド(1,366×768ドット)。OSはWindows 10 Home 64bit版。
通信機能は、Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0を装備。インタフェース類は、約92万画素Webカメラ、USB 3.0×1、USB 2.0×1、HDMI出力、SDカードスロット、ヘッドセット/ヘッドホン端子など。
バッテリ駆動時間は約4.6時間(JEITA 2.0)。本体サイズは約W289×D199×H21.9mm、重量は約1.4kg。
東芝製PC「dynabook」2016年夏モデル | ||||
製品カテゴリ | モデル名 | 価格 | 店頭予想価格(税別) | 発売日 |
15.6型ノートPC | dynabook T95/V | オープン | 230,000円台半ば | 4月22日から順次 |
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dynabook T75/V | 190,000円台半ば | |||
dynabook T55/V | 160,000円前後 | |||
dynabook T45/V | 130,000円前後 | |||
17.3型ノートPC | dynabook T67/V | 180,000円台半ば | ||
13.3型ノートPC | dynabook RX73/V(SSDモデル) | 190,000円前後 | ||
dynabook RX73/V(ハイブリッドモデル) | 180,000円前後 | |||
dynabook RX73/V(HDDモデル) | 160,000円前後 | |||
12.0型タブレットPC | dynaPad N72/V(通常モデル) | 130,000円前後 | ||
dynaPad N72/V(LTEモデル) | 140,000円台半ば | |||
11.6型モバイルノートPC | dynabook N51/V | 100,000円台半ば |