ローソンとスリーエフは4月13日、資本業務提携契約、合弁会社設立及び運営に関する事業統合契約を締結したことを発表した。これに伴いスリーエフの一部店舗を新店舗ブランド「ローソン・スリーエフ」へ順次転換するという。

新店舗ブランド「ローソン・スリーエフ」店舗ロゴ(予定)

資本業務提携の経緯は?

ローソンとスリーエフは、2015年11月27日に資本業務提携に関する基本合意書を締結していた。その後、両社で具体的な検討を進め、協業による相乗効果が見込めたことから、このたび資本業務提携契約締結したという。

資本業務提携により、両社が出資し店舗運営を共同で行う合弁会社を設立。さらに、スリーエフのコンビニエンスストア事業に関する権利義務の一部をローソンへの継承を前提とした事業統合契約も締結した。

資本業務提携の内容は?

ローソンはスリーエフの既存株主からスリーエフ発行済み株式総数の最大5%相当のスリーエフ普通株式を取得する。

スリーエフは会社分割(新設分割)によって、スリーエフの100%子会社を設立。うち発行済み株式の30%をローソンに譲渡する。これにより、合弁会社の出資比率はスリーエフが70%、ローソンが30%となる。

両社は今回の資本業務提携において、原材料の共通化や商品等の共同開発、共同仕入れ、共同販売促進キャンペーンの実施など事業提携を今後実施していくとのことだ。

さらに、現在営業している「スリーエフ」ブランドの一部店舗を、ローソンのフランチャイズ・パッケージを活用した新店舗ブランド「ローソン・スリーエフ」へ順次転換する。店舗数は、約90店規模で調整している。

新設分割の効力発生日、吸収分割の効力発生日、新設会社株式譲渡の取締役会承認日はいずれも2016年9月1日を予定している。新設分割契約の取締役会承認日、吸収分割契約の取締役会承認日は未定。