サイバーリンクは13日、動画再生ソフトウェア「PowerDVD」の最新版「PowerDVD 16」シリーズを発表した。ダウンロード版を4月13日より、パッケージ版を4月15日より発売する。価格は4,444円から。

「PowerDVD 16」紹介ページ

「PowerDVD 16」は、Blu-rayやDVDの再生が行える動画再生ソフト。ダウンロード版とパッケージ版の2種類が用意され、グレードによりUltra / Pro / Standardとラインナップが分かれている。

ダウンロード版の価格(税別)は、Ultraが10,925円(アップグレード版9,074円)、Proが8,796円(アップグレード版6,250円)、Standardが4,444円。パッケージ版の価格(税別)は、Ultraが12,000円(乗り換え・アップグレード版10,000円、アカデミック版が8,500円)、Proが8,500円(乗り換え・アップグレード版6,750円)、Standardが4,750円。

PowerDVD 16 Ultra

「PowerDVD」の全機能を使える最上位版。新機能として「TVモード」を搭載。大型TVでの利用に最適化されており、スマートフォン用アプリ「PowerDVD Remote」を使ってスマートフォンでのリモコン操作が可能。Windows 10のタブレットモードにも最適化されており、タッチ操作で快適な操作性を提供する。TVの連続視聴のチャレンジにおいては、94時間連続視聴に成功。これはギネスブックにも載る世界新記録だという。

新機能の「メディアキャスティング」では、Apple TV / ChromeCast / Rokuへの動画 / 音楽 / 写真などの転送をサポートしている。動画再生は「TrueTheaterテクノロジー」により、鮮やかさや色合いを適正に補正しクリアな映像を再生。ハードウェア支援技術に対応していれば、動画のトランスコード再生もスムーズに行われる。「SeeQVault」対応ストレージに保存された地デジ / BS / CSの番組などの再生にも対応。

DACからダイレクトにへDSDを出力する機能と、DSDをリアルタイムでPCMに変換して出力する機能も搭載。ハードウェア支援技術を使ってのUHD HEVC(8-bit / 10-bit)のデコードもや、120fps / 240fps動画再生 / Blu-rayやDVD のISOイメージファイルの直接再生もサポートする。

また、動画ファイルやオーディオCDの音声をファイル化することも可能。オーディオCDからの音声抽出機能は他のバージョンでも使用できるが、Ultraでは保存形式がAAC / MP3 / FLACに対応するが、ProとStandardではMP3 / FLACのみとなる。可逆圧縮ロスレスにも対応する。

このほか、YouTubeへのアップロード機能やYouTube動画のオフライン再生機能なども利用できる。

製品には、サイバーリンククラウド(30GB)の1年間無料利用権が付属。クラウドに保存した動画は「Power Media Player for iOS & Android 」や「Power Media Player for Windows 8 / 8.1 / 10」などを使うことで、ストリーミング再生できる。DLNAサーバ機能にも対応し、PC内の動画を家庭内ネットワークで配信可能。

PowerDVD 16 Pro

「PowerDVD 16 Pro」は、「PowerDVD 16 Ultra」の機能限定版。Blu-ray 3DやISOイメージファイルの再生がサポートされておらず、TVモードやDLNAサーバ機能なども非搭載。サイバーリンククラウドの利用権も省かれる。

PowerDVD 16 Standard

「PowerDVD 16 Standard」は、Blu-ray再生機能を省略した機能限定版。DVDや動画の再生がメイン機能となっており、YouTubeなどのソーシャルメディアへのアップロード機能やオフライン再生機能には非対応。