Amazon「Kindle Oasis」 - 最薄・最軽量、バッテリー内蔵レザーカバー付き

Amazon.co.jpは4月13日、電子書籍リーダーの新フラッグシップ「Kindle Oasis」の予約受付を開始した。ディスプレイサイズは6インチ。発売は4月27日で、直販価格は税込35,980円から。Wi-FiモデルとWi-Fi+無料3Gモデルを用意する。

Kindle Oasisは厚さが3.4mm、重量が131gで、Kindleシリーズ史上最薄・最軽量となる新フラッグシップモデル。これまでのKindleシリーズから平均30%薄く、20%軽量になっている。端末の持ち手側に重心を持たせ、片手で使用できるよう設計されているのも特徴だ。ページめくりは画面のスライド操作のほか、グリップ部に装備したボタンを使って行える。左右どちらの手でも操作可能で、内蔵の加速度センサーが持ち手を認識し、ページの上下を自動で反転する。合わせて、ページめくりボタンの方向も自動で変更される。

バッテリーを搭載したレザーカバーが付属。カラーはブラック、メルロー、ウォルナットの3色だ。端末とは内蔵のマグネット(12基)で装着する。カバーを端末に装着した状態で充電ケーブルにつなぐと、カバーと端末の両方を同時に充電。また、新たな端末にハイバネーションモードを搭載しており、休止状態時には電力消費を最小限にするいう。端末のバッテリーは、1日30分使用した場合で数週間持続するが、カバーを装着するとさらに数カ月使用できる。

最新世代のPaperwhiteディスプレイを採用。厚さ200ミクロンの基板とカバーガラスの組み合わせにより、強度を高めている。解像度は300ppi。フロントライトのLEDは、従来から約60%増加している。円筒形の回折パターンを採用することで、明るさの均一性とスクリーンの輝度を向上させた。本体サイズはW122×D3.4×H143mm、重量は約131g。ストレージ容量は4GB。

Kindle事業本部 事業本部長の玉木一郎氏は、Kindle Oasisについて「電子書籍でじっくり読書をするのが好きな人に向けた選択肢」と説明。端末の存在を忘れるくらい読書に没頭できるよう、デザインや充電の持ちにこだわってゼロから設計を見直したと話した。