説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『友人にアプリを紹介するとき、いい方法は?』という質問に答えます。

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アプリの紹介とは、自分が評価しているアプリを友人にも利用させたいという意味でしょうか? 正確な名称を知っていれば、口頭で伝え自力でApp Store内を検索してもらうことがもっともかんたんな方法ですが、電子機器全般に不慣れでアプリ検索までがひと苦労な人もいらっしゃいますからね。可能なかぎり段取りを整えてあげたほうがいい、そんな状況もあることでしょう。

アプリを紹介したい友人がそばにいる場合は、AirDropが便利です。あらかじめ友人のiPhoneでAirDropを有効にしておき、その後『App Store』アプリで目的のアプリのページをオープン、画面右上にある共有ボタン([↑])をタップします。すると、友人のiPhoneが送信先として現れるはずですから、それをタップすれば完了です。友人のiPhoneには、アプリのページを開くかどうかの確認ダイアログが現れるので、承諾ボタンをタップしてもらいましょう。

AirDropの有効化さえおぼつかない友人には、『メッセージ』または『メール』でURLを送信してもいいでしょう。『App Store』アプリで目的のアプリのページを開き、そこで共有ボタンをタップするまでの手順は同じですが、メニューで『メッセージ』または『メール』のアイコンをタップします。するとアプリのメッセージ作成画面に遷移するので、相手のメールアドレスまたは電話番号を入力して送信すればOKです。AirDropほどスマートではありませんが、離れた場所にいる相手にはこの方法が有効です。

念のため、アプリのインストール手順も伝えておくべきでしょう。App Storeのアプリページにある「入手」ボタンをタップするだけのことですが、システム起動後最初の利用には(Apple IDの)パスワード入力が必須となります。Apple IDとは? という話になるかもしれませんが、大部分の人はiCloudとApp Store/iTunes StoreのIDを分けていないはずですから、iPhoneをセットアップしたときに登録した情報と伝えれば理解してくれることでしょう。

App Storeにあるアプリのページから共有メニューを表示すれば、AirDropなどの方法でアプリを紹介できます