ローランドは、BOSSブランドのチューナー「TUシリーズ」の新製品4機種を4月下旬より順次発売すると発表した。価格はいずれもオープン。
今回発表されたのは、高音質を追求したプロ仕様の「TU-3W」、エフェクター用ペダルボードへの組み込みに最適な「TU-3S」、ギターなどのヘッド部に取り付けるクリップ式の「TU-01」、メトロノーム一体型の「TU-30」の4機種。
「TU-3W」は従来モデルであるクロマチックチューナー「TU-3」をベースに、熟練エンジニアが回路設計を一から見直し、パーツの選定にこだわり作り上げられたモデル。バッファーアンプの回路を通ることで、入力された信号が外来ノイズの影響を受けにくくなる「バッファード・バイパス」、入力されたギターの信号を、本体の回路を通ず、ピュアなオーディオ信号として出力させる「トゥルー・バイパス」の切り替えスイッチを搭載している。メーター部にはステージでの視認性が高い青色LEDを採用。高輝動モードを搭載しているので暗いステージだけでなく、野外ステージでの視認性も確保されている。また、メーター部は21個のLEDを使用しており、チューニングの状況を滑らかに表示できる。チューニング中の表示は、針式メーターをイメージした「CENT」と、ピッチの高低を光の流れで表現する「STREAM」で切り替えできる。半音単位で音名を確認できる「クロマチック」以外に、弦番号で表示できる 「ギター・モード/ベース・モード」も装備。その他、チューニングの完了をLEDの動きで知らせてくれるAccu-Pitch(アキュピッチ)機能や、ギター・モードで6半音、ベース・モードで3半音まで対応した「フラット・チューニング」、他のコンパクトペダルエフェクターへの電源供給といった機能も搭載。サイズは73(W)×129(D)×59(H)mmで、重量は460g(電池含む)。
「TU-3S」は、前述の「TU-3」のペダルスイッチを省き小型化したモデル。ギター/ベース向けエフェクター用のペダルボードに収納するのに最適なサイズとなっている。野外での視認性を高める「高輝度モード」や21個のLEDによる滑らかなメーター表示、半音単位で音名を確認できる「クロマチック・モード」、弦番号で表示できる「ギター・モード/ベース・モード」を装備し、7弦ギターや6弦ベースにも対応する。サイズは73(W)×84(D)×56(H)mmで、重量は220g。
「TU-01」は、楽器のヘッド部に取り付けて使用するクリップ式モデル。クロマチック、ギター、ベース、ウクレレの各チューニングモードを搭載する。角度調節はもちろん、折りたたんでギグバッグやケースに入れて携行することもできる。サイズは56(W)×31(D)×32(H)mmで、重量は30g(電池含む)。発売日は4月29日で、市場想定価格は1,600円(税別)。
「TU-30」は、メトロノーム機能を搭載したコンパクトなクロマチックチューナー。内蔵マイクや基準音発音機能も搭載しており、ギター/ベースだけでなく、アコースティック楽器のチューニングにも対応する。さらに、チューニングの完了をサイン音で知らせるAccu-Pitch(アキュピッチ)機能を搭載している。サイズは90(W)×60(D)×25(H)mmで、重量は90g(電池含む)。発売日は4月29日で、市場想定価格は2,600円(税別)。