お笑い芸人・とにかく明るい安村が、14日スタートのフジテレビ系ドラマ『早子先生、結婚するって本当ですか?』(毎週木曜22:00~22:54 ※初回は15分拡大)で、ドラマ初出演を果たすことが9日、明らかになった。
このドラマは、実話を元にした4コマエッセイ漫画が原作。同作のために髪を30センチ以上切った、主演の松下奈緒演じる34歳の独身小学校教師・立木早子が、周囲に巻き込まれて結婚に向かって動き始め、傷つきながらも運命の人と出会うために奮闘していく姿を描く。
安村が演じるのは、早子の同僚教師・成増梅子(佐藤仁美)の彼氏・木の下。「今度返す今度返す」と言いながら、いつも梅子にお金を借りに来る、いわゆる"ヒモ男"だ。梅子は、木の下と何度も離れようとするが、なぜかなかなか離れない腐れ縁の男で、原作にないオリジナルのキャラクターとなる。
このほど、第1話の撮影に臨んだ安村は、オレンジのスカジャン、グレーのジャージ、トレーナーという着衣姿で登場し、「めちゃくちゃ暖かいです。服って本当にいいなあ」と興奮。セリフは少ないが、動きを付けながらしゃべることや、"どこかだらしないヒモ彼氏"という演技に、なかなか慣れない様子だったが、ほとんどNGも出さず、無事に撮影を終えた。
初のドラマ出演に、安村は「"芸人になって、売れて、ドラマに出る"っていうのは、先輩方が通ってきた憧れの道ですから、本当に素直にうれしいです」と喜び。ヒモ男という役づくりについては「僕自身、芸人になってから、全然お金もなくて、家もなくてという時期がありまして、奥さんの所に転がり込んで生活してたんです」といい、「その時のことを思い出しながら演じました」と実体験を踏まえた演技であることを明かした。
橋本芙美プロデューサーは、木の下のキャラクターを「ぽっちゃりしていて決して格好良くはないのに、なぜか癒やされてしまう、体温を感じられる"愛すべきダメ男"」といい、「今、幅広い世代から愛されている、アツいぽっちゃりさんは安村さんしかいない!と思いました」と起用理由を説明。撮影を見て「これは確かに縁がなかなか切れないかも…と思いました。すばらしく絶妙な演技でした」と絶賛した。
安村は1話だけでなく、今後も登場する予定。「初めてドラマに出させていただきまして、とても緊張しましたが、安心して下さい、演じてますよ!」とメッセージを寄せている。