フィンランドのFuturemarkは7日(現地時間)、3Dベンチマークソフト「3DMark」のアップデートを行った。最新バージョンは「2.0.1979」で、Advanced EditionとProfessional Editionに、VRコンテンツ向けテスト「VRMark」のプレビュー版をはじめとする新機能の追加や不具合の修正などが行われている。

「VRMark」では、Oculus RiftとHTC Viveに向けて用意された2つのテストシーンを体験することができる。1つ目のテストシーンはOculus Riftのシステム要件に、2つ目のシーンはより高い仕様のハードウェアに合わせて設定されているという。ただし、VR対応のヘッドマウントディスプレイではなく、通常のディスプレイでもテストシーンを見ることができる。

「VRMark」のテストシーン

また、全体のUIを見直し、ホーム画面では使用しているPCに適したテストが表示されるようになったことに加え、ベンチマーク画面からほかのテストを実行することが可能となった。

ホーム画面を改善。実行中のシステムに合わせたテストが表示されるようになった

また、内部構成を改善することで、個々のテストを独立してアップデートできるようになり、ソフトウェア全体ではなく、必要な部分をダウンロードしてアップデートを適用できる。

テストごとにアップデートが可能に

このほか、無償のBasic Editionでも「IceStorm」の"Extreme"プリセットと" Unlimited"が利用できるようになったほか、SystemInfoモジュールの更新、AMD製GPUにおける不具合が解消されている。