塾講師アルバイトの求人サイト「塾講師JAPAN」は4月6日、「『大学生になったらやってみたいアルバイト』の実態調査」の結果を発表した。調査は2月、「塾講師JAPAN」に掲載の個別指導塾「森塾」首都圏校舎に通っている410人の中学生を対象に行われた。

大学生になったらやってみたいアルバイトは?

女子中学生は「カフェ・ケーキ屋店員」

中学生男子の「大学生になったらやってみたいアルバイト」の1位は「コンビニの店員」の43.4%となった。コンビニやスーパーは、中学生が普段利用することが多く、身近なアルバイトを好む傾向が見て取れる。また、高校生でも働ける場合が多いため、アルバイトが初めてでも楽に始めやすいイメージがあるのだという。

2位は「スポーツ関係のコーチ」の31.9%。3位は22.9%で「レストラン・ファストフードの店員」がランクイン。2位は、2020年の東京オリンピックを意識してかスポーツの根強い人気が表れている。3位のレストランやファストフードの店員については、「マクドナルド」や「サイゼリヤ」など、中学生も利用することが多く、親しみやすさを感じられるものが上位にくる結果となった。

一方、中学生女子は「カフェ・ケーキ屋の店員」の42.6%が、2位の「アパレル店員」以下を大きく引き離し1位となった。「オシャレ」なイメージが強い「カフェ・ケーキ屋の店員」の人気は中学生にも絶大だという。また女子にとって、「カワイイ」従業員の制服はポイントの1つだとしている。

2位は「アパレル店員」で25.8%。「カワイイ」服を着てオシャレに楽しく働けるイメージがあるのか、現代の若者らしいアルバイトが上位にくる結果となった。3位22.5%の「書店・CDショップの店員」は男子と同様に上位にランクインし、マンガ・アニメや音楽好きは男子だけでなく女子にも一定数がおり、性別に関係なく人気がある。

中学生がやってみたい人気アルバイトの"キーワード"は「楽」と「見」。男子は「楽(らく)」で「"楽"しい」アルバイトを好み、女子は「"見"た目」重視の傾向があるという。SNSの普及により、「見る」、「見られる」ようになった環境が影響しているようだ。