JR東日本は6日、首都圏エリアへ駅ナンバリングを導入すると発表した。東京モノレールも同日、駅ナンバリング導入を発表。両社とも10月1日以降、順次導入される。

新宿駅の山手線ホーム駅名標の表示イメージ(画像はすべてJR東日本提供)

駅ナンバリングは両社ともアルファベット2文字(路線記号)と数字2ケタ(駅番号)の組合せに。JR東日本は導入の理由を「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を見据え、訪日外国人旅行者の方をはじめ、すべてのお客さまによりわかりやすく、安心して鉄道をご利用いただくため」と説明している。

対象路線の路線記号は、東海道線「JT」、横須賀線・総武線快速「JO」、京浜東北・根岸線「JK」、横浜線「JH」、南武線「JN」、鶴見線「JI」、山手線「JY」、中央線快速・青梅線・五日市線「JC」、中央線・総武線各駅停車「JB」、宇都宮線・高崎線「JU」、埼京線「JA」、常磐線快速「JJ」、常磐線各駅停車「JL」、京葉線「JE」、武蔵野線「JM」、湘南新宿ライン「JS」。それぞれ路線カラーも用いて表示される。

東京駅・新宿駅をはじめ、多くの路線が乗り入れる駅では、路線記号・駅番号とは別にアルファベット3文字からなる「スリーレターコード」も導入。東京駅「TYO」、新宿駅「SJK」、秋葉原駅「AKB」などと表示される。JR東日本は駅ナンバリングの導入に合わせ、駅名標の4カ国語表記(日本語・英語・中国語簡体字・韓国語)も実施。多言語での案内を拡充することで、訪日外国人旅行者の受け入れ体制のさらなる強化を図る。

(画像左から)山手線新宿駅・代々木駅の駅ナンバリング表示例と、京浜東北線浜松町駅のホーム柱駅名標への表示イメージ

東京モノレールはこれまで実施してきた4カ国語表記・4カ国語放送に加え、駅ナンバリングを全駅に導入。モノレール浜松町駅は「MO01」、羽田空港国際線ビル駅は「MO08」、羽田空港第1ビル駅は「MO10」、羽田空港第2ビル駅は「MO11」の表記となる。